鴨宮ハッピードッグクラブ

〜"犬と人の共生、人も犬もハッピーに暮らせる社会"を目指して〜

人と動物の幸せな共生を考える

10月25日、横浜国大で行われたミニシンポジウム「人と動物の幸せな共生を考える」を聴講しました。 基調講演は、女優の杉本彩さんです。 うわーっ!やっぱり綺麗〜と、ため息をつくや、その内容の核心を知り…泣いてる場合じゃないのですが、涙を拭きながら、胸が詰まる思いで拝聴しました。 杉本さんの動物愛護活動は、撮影所での猫保護から始まったそうです。 そして、広島ドッグパークの経営破綻による大量死事件から、法整備が必要と。 そして、動物の殺処分は安楽死ではなく、苦痛の中で死に至る窒息死という問題から、「いのち」が無計画に生産販売されるペット産業の悲惨な現実にも触れられました。 また、正しい知識を持たずに犬猫を迎える人が多い事も大きな問題と。 "犬猫と暮らす事は本当に大変なこと。最後まで責任を持てるのか?"→(これは、まさに16年前、我が家で真剣に考えた事でした!) そして、杉本さんの〜 「中途半端な動物好きが、動物を苦しめている!癒されるのではなく、自分が癒す事の出来る人だけが、幸せにペットを迎える事が許される!」 〜とのお話に頷きながらも、いつもいつもラビイに癒して貰っている自分を反省した私でした。

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お二人目、横浜市動物愛護センター センター長 本間豊さんのお話から〜 センターの取り組みとして、収容された動物を可能な限り譲渡しているが、その前に引き取らない努力も必要(しつけ教室など各種セミナーで飼い主さんのマナー啓発・野良猫の避妊 〈年間手術費用の助成¥5000×6000頭〉動物愛護フェスタ・高齢動物セミナー)など行っているそうです。 そして、飼えなくなった動物の収容・保護動物の診察と治療も行われます。 収容されたわんちゃん猫ちゃん(本間さん確かこう呼ばれてました)は、譲渡希望者が様子を見られるような衛生的なスペースで飼育されているそうです。 個人向けの譲渡では、細かいヒアリングと譲渡前講習会を行ない、2度と収容されないような努力もされているそうです。 また、登録団体への譲渡も行われ、動物病院を介しての譲渡も進行中との事。

25年度収容の… 犬約400頭のうち、約200頭は飼い主に戻り 残り約100頭は譲渡され、新しい飼い主さんの元へ。 残り100頭は、安楽死….

猫 約1400匹のうち 70パーセント以上が生後7日未満の乳飲み子で、育ちにくいというか、育たないそうです。 最初に講演された杉本彩さんのお話の中の〜 「野良猫が産んだ赤ちゃんが殺処分になるケースでは、その"いのち"は死ぬ為だけに産まれてくる」という衝撃的な言葉を思い出しました。 そして本間さんの、パネルディスカッションでの締めのお言葉、 「収容動物が新しい飼い主さんを待っています!」〜には、本当に心が揺さぶられます。(家族全員の賛成が…意外と難しいです) 今後セミナーを増やし、里親講習会も行うそうです。

ラビイママ記